西生浦倭城(ソセンポウェソン)は1593年5月から豊臣秀吉の朝鮮侵攻の先鋒将である加藤清正の指揮の元で海抜133mの山頂に本城を築いた日本式の城跡です。山の東側の斜面を利用して複雑な構造の2段、3段の副郭を設置し、山麓まで続く外城を配置した。城壁の外側には二重、三重の堀を回した。日本軍が引き揚げるときに建築物に火を放ったため建物は一切残っていません。数ケ所有る井戸は現在は農業用水として利用されている。
釜山の地下鉄に四面(ソミョン)から乗って約30分で海雲台(ヘウンデ)駅に着きます。1番出口を登って出ると、このバスターミナルが目の前に見えます。窓口で鎮下(チナ)までの切符を購入して下さい。時間つぶしには、この先の右側にダンキンドーナツが有ります。
進行方向左側を注意して見てると、このバス停の建物が見えてきます。運転手さんにチナで下して下さいと言っておいた方が安全ですが、それでも私たちはひとつ前のバス停で降ろされて次に来たバスで乗って来ました。その経験から景色を見ていた方が良いです。到着したバス停から見た西生浦倭城の城跡のある小山と、帰りのバス停 鎮下(チナ)の切符売り場です。海雲台行きのバスの時間を確認しておいて下さい。季節によって運行時間が違います。
標識(矢印など)を見て少し歩くと、小さなログハウス風の事務所が有ります。管理事務所の金青子(キムチョンジャ)さん。蔚山広域文化観光解説士の女性で、韓国や日本のお城の研究を続けていらっしゃる方です。この城跡だけでなく日本のお城の解説もして頂き有難うございました。蔚山市内の城跡も是非訪問して下さいと言われました。
西生浦倭城の管理事務所です。
頂上付近の一番上にある虎口です。この周りに多くの石垣が積んであり、建物が無くても見ごたえのある風景が続きます。加藤清正が精魂込めて造らせたと思うと感慨深いものがあります。現地の石工を大勢使い積み上げたと思われます。日本のお城の石積み依りも小石が多く使われていますので、ゆっくり時間を掛けて造ったものではなく、大急ぎで造ったものだと思います。
天守閣があった場所で、城跡の一番高いところのに有ります。桜の木が沢山あり春には大勢の花見客で賑わうそうです。
西生浦倭城(ソセンポ ウェソン)の頂上付近から見た鎮下(チナ)の市街地と海岸(現在は海水浴場)。正面中央付近が鎮下のバス停です。
西生浦倭城(ソセンポ ウェソン)の頂上付近から見た鎮下(チナ)の市街地と海岸(現在は海水浴場)。正面中央付近が鎮下のバス停です。
バス停までの帰路は約20分位です。大通りへ出て右折すると、すぐ右側の小さな店先に時刻表が貼って有ります。海雲台(ヘウンデ)行きのバスは、この冬場は約2時間に1本です。時間つぶしは街中の小さな喫茶店(JJマンマ)が最高です。親切で横浜に仕事で居たことのある人が経営してます。帰りのバス停から見て道路反対側の左前方の路地を海側へ入ると、右側に木製デッキが造ってある店(JJマンマ)です。日本語も通じるしトンカツがとても美味しいです。
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